身近な建築人 言葉のキャッチボール:業界実話
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2008.01.09 (Wed)

言葉のキャッチボール:業界実話

兵士2独立して15年。この仕事に関わり4半世紀、私が経験したり耳にした実話です。





投稿者業界実話:言葉のキャッチボール


日本でも最大手のハウスメーカーでも、考えられないようなミスをされることもあります。
その顛末をご紹介します。

尚、一般のお客様へのアドバイスになればと、記事にしています。
誹謗中傷や営業妨害を目的とはしていません。

したがって、ここでは○○ホームとします。

プロローグ。

さて、今回のお客様は、以前から雨漏りに悩まされていました。
大工さんや工務店などに何度か修理をして貰っても、なかなか改善されなかったそうです。

業を煮やしたご主人が、それならいっそのこと建て替えようと、決断されました。

お住まいの住宅は、地元の大手建築会社で建てられました。
引き渡し当初から雨漏りがあったそうですが、その会社はほどなく倒産したそうです。

その経験から、日本でもトップクラスのハウスメーカーなら安心と、○○ホームに決められたそうです。

ところが、トップクラスのハウスメーカーは工事金額もトップクラスなのでしょうか?
貯金をほとんど使い切ることに、奥様が不安を持たれました。
そこで、近くに住む私に、改造で出来ないかと、ご相談された次第です。

私が拝見したところ、屋根の納まり、特に谷の取り合いに致命的な欠陥がありました。
それでも、屋根を組み替えることで雨漏りを止めることは十分に可能でした。

しかし、半ば自棄になっていらっしゃった、ご主人の気持ちは変わりませんでした。
こうして、○○ホームが建て替えることとなりました。

トラブル発生。

ところが、建ち家も終わり、屋根葺きも完了した時点で工事が止まりました。
結局2ヶ月以上中断したのです・・・

その、原因は?

人づてに聞いて、びっくりしました。

『雨漏りは二度とごめん!
とにかく、谷のない家を造ってくれ!!』

これが、ご主人の第一の要望です。
私も、改造工事のお断りを受ける際に耳にしています。

ところが、実際に造ろうとしている家には、なんと谷がありました。
憤慨したご主人が、納得出来ないと、工事のやり直しを申し込んだそうです。

結論を先に申し上げます。

正式な図面を基に発注を受け、○○ホームはその図面通りに施工しています。
仮に、裁判沙汰になっても、お客様には勝ち目がないと、しぶしぶ納得されたのでしょうね。

どのようなやりとりがあったかは定かではないのですが、図面通りのプランで工事は完了し、引き渡しが行われました。

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キングなぜ、お客様が最も要望する『谷のない家』が実現されなかったのでしょうか?

後半は、私なりに推察します。お付き合い下さい。

【More・・・】

部門間の引継。

○○ホームのような大きな会社は、営業・設計・施工と完全に分業となります。
各部門が切磋琢磨してその役目を最大限に全うすれば、大きな成果が生まれます。

しかし、部門間の競争心は時として敵対心を産み、確執も生じます。
例えば・・・

『営業は、もう少しマシな仕事をとってこい。』
『設計は、現場の苦労を半分も分かっていない。』

など、ありそうな話しです。
部門間で言葉のキャッチボールが不足することは、どこの組織にもあることですね。

結果として、引継がうまくいかないことも起こりえます。

『谷のない家』が、いつの間にか、
『雨漏りのない家』に、すり替わったのかもしれません。


天下の○○ホームが雨漏りのする家を造るはずもなく、引渡後のトラブルは耳にしていません。

さて、今回は○○ホームを例に記事にしました。
しかし、ハウスメーカーをはじめとする住宅販売会社とお客様とのトラブルは、訴訟までに至らないものの数多いそうです。

その多くが、営業から設計、そして施工に部門が移るに従い不満が膨らんでいるようです。

営業はお客様と膝を交えて交渉し、お客様からの強い信頼を勝ち得てはじめて受注が出来ます。
仕事を受注せんがために、多少曖昧でいい加減な口約束もあるのかもしれません。

実は、私がよくやっちゃうんです。(^_^;
ただ、最初から最後まで、逃げ場がないので、無理な注文も実現しなければなりませんが。(^^)

結論です。

同じ図面でも、先入観で違って見えて来るものです。
プロでも、よくある間違いです。

打合せはとっても重要です。言葉のキャッチボールを大事にしましょう。
疑問に感じたことは、遠慮されることなくお尋ねされるのが、トラブル防止の近道だと思います。




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テーマ : マンション・一戸建て・物件あれこれ ジャンル : ライフ

タグ : 打合せ

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*Comment

■難しいですね (>_<) 

言葉ってチョットした事で行き違いになりますよね。
ブログのコメントでも時々やっちゃいますw
まして大金の掛かるお家の建設だと大変ですねΣ(@Д@)
処で、「谷のない家」って云うのは
屋根の棟が一つの事なんでしょうか?
素人で済みませんm(_ _)m
cobaco |  2008.01.10(木) 02:49 |  URL |  【コメント編集】

■cobacoさん

言葉でも文字だけってのは、いろいろと誤解を生みやすいですよね。

逆に、手紙みたいに文字だけのほうが、感動が深いこともありますね。

「谷のない家」はまさに仰る通りです。
平たくいうと、四角形の家には谷は出来ません。
L型の家には、谷が出来ます。
うえまつ |  2008.01.10(木) 22:38 |  URL |  【コメント編集】

このご主人が雨漏りがしない家を望んだ気持ちが
なんだか良くわかります
うちの実家も雨漏りでなやまされたのを
だいぶ見てきましたので(^_^;)
何もわからない素人が大手の会社
または その道のプロに勝てないのもわかります
建築業だけでなく 医療でもそうです
トラブルはなるべく避けたいのですが
家という大きな買い物をする時の
このご主人の気持ちがなんだか少しかわいそうです
でも 結局その後のトラブルはなかったのですから
良かったのでしょうか
あんこあめ |  2008.01.11(金) 19:35 |  URL |  【コメント編集】

■あんこあめさん

仰るとおりだと思います。

結果オーライではなく、クライアントの1番の希望を、大切にしなければいけません。

プロは平面図を見ただけで、谷がある家になるかは判断出来ます。
しかし、一般のお客様は立面図を見ても、谷がある家になるとは、判断できません。
パース図を見ても無理かもしれませんね。

契約した図面を盾に、クライアントを納得させるやり方は、納得できませんよね。
うえまつ |  2008.01.11(金) 23:20 |  URL |  【コメント編集】

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